―2019年短期留学を終えて
昨年の引率で電子決済の便利さに感動し、もっとたくさんの人にこの感動を知ってもらいたいとずっと思っていた。今、中国での生活は、電子決済なくしては語れない。電子決済が使えることこそ最強の「郷に入れば郷に従う」に違いない。
電子決済にはAlipay、Wechatpayの2種類があり、前者は決済専用のアプリで、後者は通信アプリの付属機能である。今回の滞在で、Alipayの機能が昨年よりさらに進化していることに驚いたが、Alipayを使うには①アプリ、②中国の携帯番号、③中国の銀行口座の三つが必要である。
以下では、今回私たちがどのようにしてAlipayを使えるようになったか、その具体的な手順について説明しよう。
1.アプリと中国の携帯番号を入手する
アプリはスマホさえあればダウンロードでき、携帯番号もパスポートがあれば簡単に契約できる。
2.中国の銀行口座を開設する
中国の銀行で外国人が預金口座を作るにはビザが必要なので、短期間の観光客は作れない。基準となるビザの種類は銀行によって異なるが、日中学院の短期留学では二ヶ月の留学ビザを取得していたので、人民大学校内の銀行で口座を作ることができた。
口座を作るには、パスポートと中国の携帯番号が必要である。規定の書類を記入して銀行の窓口で手続きをする。まず、銀行が認証番号を携帯に送信し、その番号を窓口のタブレットに入力する。キャッシュカードは渡されるが、通帳はこちらが要求しないともらえない。
3.銀行口座とAlipayをリンクさせる(結びつける)
中国の携帯番号、パスポートと、銀行でもらったキャッシュカードを用意する。アプリを起動し、指示に従って名前、パスポート番号、中国の携帯番号、銀行の口座番号と、Alipayから携帯に送られてくる認証番号を入力すれば、リンクが完成する。
4.実際に使ってみる
支払い方法には二種類ある。支払いコードを売り手に提示する方法と、売り手の収金コードをスキャンし金額を入力して支払う方法である。前者はネット環境がなくても使用できる。後者の方法を使えば、不特定の相手に自分の支払いコードを不正に利用されることはない。私は、出店や小さい売店では後者の支払い方法を利用していた。
また、Alipayは日本の電子決済と異なり、予めアプリにチャージする必要はなく、銀行口座から直接引き落とされる。手間が省け、使用金額の制限もないし、もし仮に携帯やアプリに何か問題が起きた場合でも、金銭的な損失を受けることがないので安心して利用できる。Alipayがあればネットショッピング、出前、マッサージや美容の予約、各種チケットの購入など、選択肢は桁違いに増え、値段も安くなり、時間も節約できる。
一度Alipayを使えるようになれば、今後中国へ行くのが格段に楽しくなるだろう。日中学院の短期留学は、素晴らしい大学に優秀な講師、恵まれた生活環境と美味しくて種類豊富な学食に加え、Alipayの入手から使用方法まで習得できる、自慢のプログラムである。
欢迎别科的同学们报名参加。有意者请关注学校的通知。