本科卒業後、天津外国語大学に留学した同学からのオンライン授業報告です
2019年9月に天津外国語大学本科3年次へ編入しました。
天津外国語大学は思ったより小さい学校でしたが、授業ギリギリに起きても間に合うので良かったです。学生寮は1人部屋の学生と2人部屋の学生がいます。部屋は前台のお姐さんに決められた人もいれば、既に住んでる生徒の名簿を見せられ自分で選べる人もいます。共同キッチンに行けば人がいるので、お喋りしたり楽しいです。
天津に着いて初めにやったことは、銀行口座開設、電話番号設定など中国に住むのに必要な手続きを終わらせました。銀行や携帯ショップは大学の付近にあるので、外国人が来るのが慣れた感じで優しく対応してくれました。
授業は、本科生が中国人学生と一緒に受ける授業と外国人留学生が中国語を学ぶ授業の2種類があります。外国人留学生が受ける授業は、学期開始前にレベル分けテストと簡単な面談があります。その後1週間ほどお試し期間があり、各レベルの授業を受けることができます。10月には天津の生活にも慣れ、11月には楽しむ余裕もでき、あっという間に12月下旬になり、1学期が終了していました。
天津外国語大学へ入学し、4ヶ月が経ち、冬休みに入り日本へ一時帰国しました。本来2月上旬に天津へ戻る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で戻ることが出来ず、全生徒オンライン授業を受けることになりました。最初は戸惑いましたが、徐々にオンライン慣れていきました。今学期本科生の科目は22科目あり、その中から自分でいくつか選択することができました。私は今学期4科目(計14単位)を選択しました。例年と違ったことは、”中国語授業(精读、阅读、作文、听力、视频)”が卒業間近の四年生のみしか選択できませんでした。
授業形式は、電子版の教科書を見ながら先生がボイスメッセージを送って授業を進める方法、腾讯会议(zoomのような)を使い先生が作ったパワーポイント見ながら授業を進める方法、授業中に動画を見せて問題を解く、など様々でした。宿題はいつもより増えました。留学生のレベルに合わせた宿題を出す先生もいれば、中国人学生と同じような内容を出す先生もいました。
オンライン授業の良い点は、普段の授業と違い気になったらすぐ質問する生徒も増えたため、深いところまで教えてくれている気がしました。良くない点は、なかなか気持ちが引き締まらず怠けそうになりました。日本と中国は1時間の時差なので困りませんでしたが、中には6時間差、13時間差もある外国人留学生もいるため、先生も生徒も大変そうでした。
期末テストも通常通り行われました。テストは基本留学生のレベルに沿った問題を出してくれます。今学期4科目を選択しましたが、3科目はテスト形式で、時間になったらテストファイルが届き、時間内に終わらせて先生へ送りました。残り1科目は期末論文だったので、先生が出したテーマで論文を書き、締切日までに提出しました。
無事に今学期を終え、残り一年の留学生活となりましたが、新型コロナウイルスの影響で、今のところ留学の半分以上を日本で過ごすという変な感じです。次中国に戻るまで中国語のレベルを落とさないように、日々勉強に励みたいと思います。