卒業後の進路

本科卒業後の進路は就職、大学編入、中国長期留学、本科研究科へ進学等さまざまです。
日中学院では、本科生・本科研究科生を対象に進路指導を行っています。クラス担任、講師と進路担当職員が密接な連携のもとに進路指導にあたっています。
現在の社会の状況を知る手がかりとするために、就職セミナー、先輩を囲んでの進路懇談会や個人面接を行い、進路決定の一助になるよう協力しています。

進路に関する日程

2年次・4月初旬 進路調査書回収
4月中旬 進路個人面接・会社訪問開始
5月中旬 健康診断、就職セミナー
6月上旬 進路懇談会(卒業生によるアドバイス※左写真)
9月中旬 進路個人面接
座談会

就職

1:金融関係

中国銀行、中国工商銀行、中国交通銀行、マーチャント・サポート株式会社

2:商社・卸売

朝陽貿易株式会社、三通国際商事株式会社、株式会社ティー・オー食研、株式会社テンダイ、日信国際株式会社、日本興産貿易株式会社、萬来フーズ株式会社、貿易開発株式会社、山野貿易株式会社、株式会社吉田号

3:航空・運輸

中国国際航空公司、恒大産業株式会社、コスコ・コンテナライスジャパン株式会社、コスコ・ジャパン株式会社

4:旅行・サービス

株式会社アサヒホシェルツーリスト株式会社リデイサービス、亜細亜国際交流株式会社、株式会社エムエスツーリスト、コミックリズ株式会社、シェルツーリスト株式会社、全日空国際旅行社(中国)有限公司、香港中旅日中旅行社株式会社、銀座日新堂、ANA中部空港株式会社、ワーナー・ブラザーズジャパン合同会社

5:メーカー

玉川衛材株式会社、株式会社日中通信社、日本スーパーマップ株式会社、日本トムソン株式会社、林フェルト株式会社

6:コンピューター・通信

Google北京、株式会社日本ウィクレソフト・ジャパン、方正株式会社、人民中国雑誌社東京支局

7:団体他

外務省在外公館派造員(上海、香港)、中国大使館領事部、中国帰国者支援交流センター、日本中国友好協会

大学編入

指定校推薦で直接大学3年に編入!!東京外国語大学3年へ一般編入可能!!

日中学院では、指定校推薦制度により学院卒業後直接大学3年に編入できます。入試の形式は様々ですが、日中学院の成績が大学の単位として認められるのです。中国語の習得は日中学院で、それから大学に編入し2年間で学士が取得できるというのは、大変魅力的な道です。

2007年度から東京外国語大学へ一般編入が可能になりました
2017年度から日本大学へ推薦編入が可能になりました

大学編入

日中学院より推薦編入等可能な大学

日本大学文理学部中国語中国文化学科
大東文化大学外国語学部中国語学科
神奈川大学外国語学部中国語学科
明海大学外国語学部中国語学科
目白大学外国語学部中国語学科
麗澤大学外国語学部中国語専攻

他の過去の編入合格大学

東京外国語大学言語文化学部言語・情報コース
神戸市外国語大学外国語学部中国語学科
京都外国語大学外国語学部中国語学科
愛知大学現代中国学部
桜美林大学リベラルアーツ学群
杏林大学外国語学部中国語学科
帝京大学外国語学部中国語学科

長期留学

本場中国でブラッシュアップ

本学院では1979年の3名を端緒に、現在まですでに200名以上の学院生が中国へ留学しています。留学生は本学院で学んだ基礎の上に、主に現代中 国語を学ぶのが一般的ですが、そのほかにも中国文学、中国史、政治経済など専門分野を学ぶ学生もいます。

主な留学先

中国人民大学、北京語言大学、天津外国語大学、北京師範大学、天津師範大学、雲南大学、廈門大学、対 外経貿大学、北京第二外国語大学、北京大学、東北師範大学、黒龍江大学、北京連合大学、華南師範大学、 天津理工大学

天津外国語大学本科編入制度

天津外国語大学は多言語、多学科で、中国で最も早く設立された外国語専門の8大学の一つです。「天津外国語大学と日中学院が実施する「2+2」方式による大学正規教育協定書」に基づいて、日中学院の推薦する成績 優秀な学生は天津外国語大学本科に編入でき、課程を修了すれば、学士号が授与されます。天津外国語大学の 23種の外国語より第3言語の習得も可能です。また1年毎に学費相当の奨学金(天津市)が申請できます。

学生の声

西川 真美

高級時計店で通訳に従事

本科研究科39期 西川 真美
 私は高校卒業後、日中学院に入学しました。本科在学の二年間で中国語の基礎を学びましたが、元々就職希望だったため、応用的な中国語を学びたいと考え本科研究科に進学しました。就職氷河期ということもあり、私は本科二年の後半から就職活動を始めました。就職活動は主に就職サイトを使い、新卒対象のサイトだけでなく、転職サイトもこまめにチェックしました。先生方には履歴書の添削や面接の練習をして頂き、同学達にもアドバイスを貰いました。そのお蔭で、5月頃には内定を頂くことができ、現在研修をしています。
 内定を頂いた会社は、老舗高紙時計店で毎日多くの中国人のお客様がいらっしゃいます。まだまだ時計の知識が少ない私の業務のメインは通訳です。時計の説明を通訳したり、お客様の要望を通訳したりしています。中国のお客様方は必ずと言っていい程皆様、「讨价还价」 をされますので、その通訳をすることが多いです。研究科では通訳の授業があるので、仕事で大変役立っています。最初はドギマギしていた通訳や中国語での接客もいつの間にか出来るようになってきています。これからも日中学院で教えて頂いたことを活かしていきたいです。




坂田 護

東京外国語大学3年次編入

本科48期 坂田 護  私は当初、大学進学など考えていませんでした。しかし日中学院で勉強をしていくうちに中国語を言語としてもっと深く研究したい、もう少し中国語に触れていたいと自分の考えがかわりました。そうした理由から3年次編入を目指してみることにしました。意気込んではみたものの、東外大の過去問を初めて見たとき、正直無理かもしれないと思いました。問題のレベルが高く、全て解くには対策が必要不可欠でした。しかし困ったことに情報があまりにも少なくて、何から手を付けようか迷ってしまいました。  東京外大の編入試験は翻訳、要約、論述、リスニングそして面接があります。私は自分自身に何が足りないのか考えたときに、それは基礎力だと気づきました。中国語や日本語の土台がしっかりしていなければ、難解な文章には挑戦できないと思い、基礎力を上げることに努めました。中国語は曖昧な文法をやり直し、日本語はなるべく本や新聞を読むようにしました。そして日中学院では難しい文章を読んだり、中国に関する知識を教わったりと授業がそのまま試験対策のようになったので本当に助かりました。  本番では運にも左右されますが、それをカバーできるくらいの知識と自信がこの2年間で身に付きました。実際なんとかなってしまったので、今後受験を考えている人は日中学院の先生方に安心して頼ってもいいと思います。