本科1年在籍 樋口花梨 同学

樋口花梨
私は大学生の時に趣味程度で中国語を勉強していたのですが、勉強を進めるうちにもっと本格的に身につけたいと思うようになり、中国語が勉強できる学校を探していました。私は語学を勉強する上で、先生との距離が近く分からないことをすぐ質問できるような環境が理想的だと思っていたのですが、日中学院の授業見学に訪れた際、少人数制で先生が生徒一人一人に丁寧に指導を行う様子を見て、直ぐに入学を決めました。実際に入学し授業を受ける中で、とにかく生徒に対する学習指導の手厚さを実感しています。例えば、中国語の習得において難しいポイントのひとつである発音の指導では、先生が生徒各々の発音をチェックしてくださるので、自分の苦手な部分や癖を明確に捉えることが出来ます。大学時代、大きな教室で大人数に対して行われる中国語の授業を経験したことのある私からすると、自分専用のアドバイスをもらえるということ自体が衝撃で、とても嬉しかったです。
日中学院は普段から生徒同士や先生との距離がとても近いので、学習面で困ったことがあれば直ぐに誰かに相談出来る環境ですし、みんなで助け合いながら学習を進めることができます。進学が近づくにつれ学習内容もだんだん難しくなってきていますが、先生方の力をお借りし、クラスメイトと支え合いながら、これからも頑張っていきたいと思います。

本科1年在籍 横山さやか 同学

横山さやか
私は中国語の専門学校に進学しようと思い、前年度の秋頃に日中学院の授業を見学した際、授業や学校の雰囲気に惹かれ入学を決めました。学生の年齢層が幅広いのも決め手のひとつでした。私は大学を卒業してからの入学だったためクラスメイトといい関係を築けるか多少の不安もありました。しかし社会人や退職されてから学習を始めるという方も多く、そのような方々の中国語学習への意欲に私自身も刺激を受けました。
入学した4月の数週間はひたすら発音を練習し、その後会話や講読、聴解などの授業に分かれます。授業は発言や質問のしやすい雰囲気です。時には中国の習慣や先生の体験談を話してくださり、中国人の考え方を理解することで学習の役に立つことも多いです。
学校行事として年に数回の中国人留学生との交流があります。やはりスピードが速くて聞き取るのが難しいですが、中国語の学習へのやる気に繋がります。授業はほとんど日本語で行われるので分かりやすいのですが、会話力を高めるには自分から積極的に話す機会を作る必要があると感じます。授業のスピードは比較的速く、1年前と比べかなり身についてきていると思っています。来年度は校外で中国語を使う機会も増やしつつ学習に励んでいきたいです。

本科1年在籍 山口景誠 同学

山口景誠
私の両親は中国人ですが、私は中国語が話せません。1歳から5歳まで、中国で暮らしていたので中国語が流暢に話せていたのですが、日本に来てから全くというほど使わなくなったので全て忘れてしまいました。親同士の会話が中国語、自分に対して日本語というやや不自由なコミュニケーションをとっていたので、自分の思い、気持ち、考えが正確に伝わらない事が多々ありました。なので、いつかは中国語を学んで親としっかり向き合いたい、と思っていた時に出会ったのがこの日中学院です。
日中学院に入学してまずは、全ての授業で発音、声調の練習をします。口の形、動かし方、音程の変化など、長い時間をかけて繰り返し練習します。声調は第一声から第四声まであり、同じmaとういピンインでも声調が一つ違うだけでも意味が変わります。なので、完璧になるまで繰り返し発声練習をする事をおすすめします。
その後、文法を学んでいきます。頻繁に確認テストを行うので、自分の理解具合を確認しながら進められます。文法がわからない、声調に自信がない場合でも問題ありません。先生に尋ねれば優しく、丁寧に教えて頂けるので大丈夫です。私は英語が得意ではなく、語学全般に苦手意識を持っていましたが、日中学院で組まれているカリキュラムはそんな私でも理解できるほど優しく紐解いてくれるので、是非一緒に頑張りましょう。

本科1年在籍 髙橋明花 同学

松丸耕二
私は商業系の高校を卒業後、すぐに日中学院に入学しました。入学したてのころ、私は初心者なので中国語を話せるようになれるのかが、とても不安でした。ですが、周りも殆どが初めて習う人で少人数なのもあり、先生方が出来るまで一人一人にしっかり指導してくれました。中国語の発音は独特で、日本人にはとても出しにくいような音もありますが、出しやすいように的確にアドバイスをしてくれます。また、習った中国語を実践する場が多く、日々上達しているのを感じます。
語学の学校なので、やはり単語などの暗記はとても大変です。ですが、自習の時間が取りやすくて毎日少なくとも一時間は単語を覚えるようにしていると、ちゃんと覚えられます。特に会話の授業で覚える会話文は実際に頻繁に使う文が多く、とても役に立ちます。
また、日中学院は言語だけではなく、先生方の中国・日本に関する豆知識や中国史の知識なども豊富でとても面白い授業です。言語から文化や考え方の違いが見えてきたりして、様々なことを知ることができます。少しでも中国語、中国に興味がある方は、ぜひ一度聴講や無料講座に参加してみてください。きっと、貴方の知らない中国について知ることができます。一緒に勉強しましょう!

本科2年在籍 森田麻友美 同学

松丸耕二
ただただ中国が好き、ということを原動力に中国語を学習してきたが、これまで一度も中国には行ったことがなかった。本科二年生の課程では夏に中国人民大学への短期留学プログラムがある。私にとってはこれが初めての中国への渡航となる。「百聞は一見に如かず」という言葉があるとおり、行って見て聞いて食べて楽しんで、という機会に恵まれた以上思う存分中国という国を肌で感じようと臨んだ短期留学だった。
留学中、中国語のシャワーをひたすらに浴びて芽生えた一番の感情は「悔しさ」だった。自分の言いたいことが言えない、相手の話が聞き取れない。スーパーに行っても目当ての商品の売り場にさえたどり着けずないこともしばしば。値引き交渉を挑んでみても結局元値で買う羽目になる事も。当たり前だが全ての原因は自分の力不足。中国に行って何を学んだかといえば、自分のレベルである。
しかし、悔しさだけが中国での収穫ではない。わたしにとって悔しい気持ちはバネのようなものとなり、次こそは、今度こそは、と中国語学習への新たな意欲となった。そして幾度もの失敗や赤っ恥を乗り越えた達成感は本当に得難いものだった。短期留学は座学だけではなく、人とのコミュニケーションのなかでも自分の中国語力の穴に気付き、それを埋めることができた貴重な体験だった。

本科研究科在籍 中西真 同学

中西真
中国文学の翻訳家になるとの夢を胸に会社を辞めて日中学院に入りました。今まで本科で「受動的に教えてもらっていた」ことを、「積極的に応用して使っていきたい」と思い研究科に行きました。初めて研究科の授業に出て驚いたことは、ほとんど日本語を聞くことがない、という事でした。これは日本に居ながら中国語を学ぶ者にとって大変得難い貴重な事です。おかげで、嫌でも日々の思考が中国語化していきました。
そして次に驚いたのが未知の単語の量です。今まで勉強してきて何となく中国語が分かったような気になっていた自分が恥ずかしく思いました。例えて言うならば、今までプールの中でバシャバシャしていたのが、大海原に放り投げられた感じです。毎日毎日覚えても憶えても知らない単語に出くわします。今度習近平さんにあったら単語を半分にしてもらうようお願いしようと思ったほどでした。しかし、この事も実は中国語学習の面白さの一面でもあったのです。
最近では「こうこなくちゃ!これでこそ一生かけて取り組む相手に不足はない!」と思えるようになりました。まだまだ仕事に通用するレベルではないかもしれませんが、自力でレベルアップする方法を研究科で学んだ気がいたします。この「研究力」によって自分の夢をさらに膨らませることが出来ました。一日も早く日中学院研究科卒業生の名に恥じない本物の翻訳家になって、ここの先生に報告できるよう頑張ります。